集めているのは
空色のかけら






『空色のかけら』










出会ったのが春で


傍にいたいと
思ったのは夏で


不安に胸が苦しくなって
動けなくなるのが秋で



それでも



一緒に歩いていこうと
決めたのが冬で








過ぎていく季節の中で
お互いがお互いだけを見つめ
集めているのは
空色のかけら


心に溜めた
幸せの空色のかけら
繋いで放せば




きっと二人の
頭上に広がるのは青空で


視線のとおく
どこまでも広がる青空で









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2006.3.5 up