opening number
野球の神様は
何処にいるのだろう
『太陽の下の子どもたち』
太陽から降りてくる光
その青い色だけを視界に取り込み
世界の高いところに広がるのは青空
夏らしい白い雲の大きなかたまりは
その青い空に広がっていて
光の熱さと共に夏の季節を彩っている
彼らは太陽の下
人生の中で大きな位置を占めている
野球を今日も楽しんでいる
音が聞こえる
バットの音、白球を取る音
走って走って、土の擦れる音
かけた声は大気の中で拡散していく
野球の神様は
何処にいるのだろう
きっと空のとおく
太陽の光輝く空のとおくで
彼らの姿を見ているのではないのだろうか
その一挙一動を
見つめているのではないだろうか
今日も野球を楽しんでいる
太陽の下の
子どもたち
2006.2.19 up