シリーズ『種』 後書き








『種』という物語は、お友達のどろさんがバトンの回答で描いた、
頭に葉を生やしている可愛い子フミキのイラストが切欠で生まれました。
そこで頭に葉を生やした阿部を想像してしまい(笑)、
「ある朝、阿部君の頭に葉っぱが生えていた。」この一文からすべてが始まりました。
それでも最初の話だけで終わるはずでした。

シリーズになった切欠はミズサカでした。
以下、以前の雑記から抜粋。







私の頭の中には西浦っこたちのいろんな妄想やなんかが、
画像や映像として詰まっていたりします。(文章の時もありますが)
ここからシリーズになったりする話もあります。
(アベミハで「教室」シリーズっていうのがあるんだけどな。
いつか書けるかな……とほほ。もう1年以上抱えてるよ)



わりと最近のことでした。
栄口くんが怒った顔でがんがん泣いてる画像があって(脳内に)。
高校生の栄口くんでした。
大人でも小学生でもなかったので、中学校小学校シリーズではないようでした。
どうも青空シリーズでもなさそうで。
こんな風に栄口くんを泣かせるのは水谷しかないっ!
ということで、脳内高校生水谷に問いかけました。
「どうして栄口くん泣かせてんのよ」
するとですよ、水谷が言うわけですよ!
「『種を食べて』って言ったんだ」
……はあ?そこで種がどうしてでてくるんだろう。
「どうしてそう言ったのよ」と問うと、
「楽になりたかった」と返ってきました。
なのでそれを手がかりに栄口くんが泣いている原因その他を構築していったら、
シリーズになってしまいました(おやまあ。笑)



めずらしい形でのシリーズ構築になったので、
(だからこそ、ここに経緯を載せてるわけですが)
この先どう進展していくのか分かりません。
(設定はちゃんとその後たてました、一応。笑)
どのくらい書くのかも決まっていません。
今回UPしたミズサカ話には続きはあるとは思うし、
定番4カプの映像はあるので、しばらくお付き合いしてくださると幸いです。
パラレルというよりファンタジーだよなあ(笑)







実はここに続きがあって、
脳内栄口くんに「どうして泣いているの?」と問うてみたんですよ。
帰ってきた答えが「種を渡せなかったから」と返ってきて(笑)
そこからシリーズ化になりました。
ですのでミズサカの『種2』で始まって、
ミズサカの『種9』でこの話は終わります。
最初に野球部に種を持ち込んだのは浜田ですがそれを考えたのは、
かなり後からでした。


『実』は、文章で遊んでみました。
とんでもなく楽しかったです。


ここまでお付き合いくださって、
本当にありがとうございました。







2010.2.21 up