妖一くんとまもりちゃんのお話 その2
『名まえを呼びたい 逆襲編』
「ねぇ妖一くん、わたし買い出しに行ってくるわね」
にまにまと笑って、リストをひらりとさせて
彼女は2人きりの部室でそう言った。
「テメー他の奴がいるところでそれ言ってみろ、撃ち殺すぞ!」
「…やっぱ妖くんのほうがいいかなぁ?」
「ざけんな!いい加減にしろ」
ごとんと椅子の音をたてて、彼は立ち上がった。
今にも部室を出て行こうとしている彼女の傍に近寄ると
きょとんとしている青い目をじじじと見て
囁き声で耳打ちをした。
「好きだぜ、まもり」
彼女は真っ赤になり言葉を失って、あうぅと唸った。
「俺と張り合おうなんて300年早いんだよ」
満足そうに彼はケケケと笑った。
☆
何故続いてるのか…(笑)
文章で遊べたので楽しかったです。